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2006年09月18日

アップル「iTV」で、ビデオポッドキャストをテレビで視聴するスタイルが流行る?

日本時間9月13日、アップルはスペシャルイベントで新iPodシリーズとiTunesでの長編映画販売を発表した。やはり印象的なのは長編映画の販売開始で、iPodとiTunesが音楽を楽しむためのプラットフォームから、映像を含めたマルチメディアを楽しむプラットフォームへと進化を遂げた。

アップル、「Special Event」を開催--新型iPodやiTunes 7を発表(CNET)
アップル、「iPod」「iPod nano」「iPod Shuffle」新モデル (INTERNET Watch)
Appleが「iTunes 7」発表、「iTunes Store」で映画やゲームも販売 (INTERNET Watch)

発表の中で最も大きなサプライズといえば、最後にスティーブ・ジョブズから語られたセットトップボックス「iTV」(仮称)だろう。個人的には、このiTVはポッドキャストの世界をさらに広げる可能性を秘めているものと注目をしている。

「iTV」はテレビに接続して、WindowsまたはMacにダウンロードされた音楽や映画、テレビ番組を別室にあるテレビで視聴できるようにするもので、2007年第1四半期に発売の予定。iTunes Storeで購入した映像をパソコンの小さな画面ではなく、リビングの大画面テレビで楽しめるようになれば、iTunes Storeの映像ダウンロード販売に弾みがつくことは間違いないだろう。

無線でビデオを飛ばせる「iTV」2007年登場(Engadget Japanese)
Apple初のセットトップボックス――「iTV」は2007年開始予定(ITmedia)
秘密のベールに包まれたアップルの「iTV」--リビングルーム進出の起爆剤になるか(CNET)

さらにiTVで注目すべき点は、iTunesにダウンロードしたポッドキャスティングもテレビで楽しめる機能がある。音声のポッドキャスティングをテレビで聞きたいというひとはあまりいないかもしれないが、動画のビデオポッドキャストならどうだろう?

例えばアメリカで最も有名なビデオポッドキャストで日本語字幕版も提供されている「RocketBoom」は、個人的にはテレビで見てみたいと思える番組のひとつだ。個人で作っているとは思えないクオリティと、テレビ番組にはないネット的な内容の面白さを兼ね備えていて、既存のテレビ放送ではないようなタイプの番組だ。これならテレビでも見てみたいと思える。
それ以外にも、アメリカのニュースネットワークのABCやCNNが配信しているニュース番組のビデオポッドキャストは、もともとがテレビで放送されているものだけに、テレビ画面で視聴することに何ら違和感はない。テレビで放送されているものと違って好きな時間に楽しめるので、ビデオポッドキャストで見るほうがひょっとすると支持されるかもしれない。

このようにiTVは、ビデオポッドキャストをテレビで見るというスタイルを普及させる可能性を秘めている。
もし仮にそうなるとすれば、番組を配信する側はiTVでの視聴を想定した番組作りをする必要が出てくる。今のビデオポッドキャストはiPodで視聴することを前提とするため、時間は長くても15分以内におさえて解像度も320×240で作られているが、番組内容をより長くして解像度も640×480が標準化していくかもしれない。視聴するユーザーもiPodユーザーに限らず、一般的にテレビを見るユーザーも取り込める可能性があるので、番組内容自体をそれにあわせて考えなくてはならない。
企業にとってはテレビ放送をとおさずに直接テレビにコンテンツを配信できるため、様々な企業がサービスのマーケティング手段としてiTV向けビデオポッドキャストに飛びつくだろう。

とここまでかなり先走って書いてしまったが、iTVがビデオポッドキャストをより盛り上げる存在として世の中に受け入れられることを、ポッドキャストの発展のためにも期待したい。

はじめる!楽しむ!ポッドキャスティング!
“Podcast Now!”管理人JJ
毎日コミュニケーションズ (2006/01/12)

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投稿者 jj : 2006年09月18日 18:47

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