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2006年08月18日
電通がポッドキャスト番組に広告を自動配信する仕組みを発表
広告代理店最大手の電通が、ポッドキャスティングに自動で広告を配信するシステムを開発した。
電通・サイオンなど、ポッドキャスティング、番組・CM組み合わせ自在。 (日経産業新聞)通などはインターネット版ラジオ「ポッドキャスティング」向けに番組と音声CMを自在に組み合わせて配信できる技術を実用化した。現在は番組とCMをあらかじめ結合してから配信しており、差し替えには再編集が必要。新技術を活用すれば曜日や時間帯に応じて機動的なCMを提供できるようになり、広告媒体としての利便性が高まる。まずTBS関連の十三番組に九月から導入する。
沖縄のIT(情報技術)ベンチャー、サイオンコミュニケーションズ(うるま市、沈大維社長)が開発したコンテンツ処理技術「AECBS(エイブス)」を活用。電通のネット広告子会社サイバー・コミュニケーションズ(CCI)が放送局向けにシステムの導入と運用などを担当する。
新技術はあらかじめ配信したいCMの順番や回数などをパソコンで設定しておけば、利用者のダウンロード操作に応じて番組とCMをデータベースから取り出し、番組内CM枠に切れ目なく挿入する仕組み。
現在は番組とCMを一体構成しているため、臨機応変にCMを差し替えるには再度の編集作業が必要。新技術を使うと広告主企業が希望する販売キャンペーン期間中の特定曜日にだけ、別のCMに差し替えることも可能になる。
テレビでもラジオでも、番組と広告のデータは別々に管理されており、「この番組にはこの広告を流す」と決めておけば、後は自動でシステムがやってくれるようになっている。ネット広告ももちろん、そういったシステムになっている。
しかし、ポッドキャストでは広告を自動で番組に流すシステムが実用化されておらず、番組配信者が手作業で音声番組にCMの音声ファイルを差し込む作業をしていた。この場合だと手間がかかるし、人が作業するため何かのミスが発生する危険性もある。さらに広告の配信期間が終わった後、既に公開している番組のファイルから広告を削除したいと広告主が希望した場合、またかなりの作業が発生してしまう。
それらの問題点が、この電通のシステムではクリアされることになる。ポッドキャストの番組配信で広告ビジネスを狙うラジオ局のようなところでは、このシステムに対するニーズがかなりあるだろう。多くの人気ポッドキャストを抱えるTBSラジオが導入を決定していますが、それ以外のラジオ局が導入するのも時間の問題かも。
番組に自動で広告を挿入するシステムは、サイオンコミュニケーションズのもの(ポッドキャスト広告、差し替え手軽に 沖縄から新システム)。サイオン自体はベンチャー企業のため、システムを営業するパワーがそれほどあるとは思えませんが、電通と組むことでその心配はなくなる。
広告配信の自由度が高まるため、これまでになかった広告があらわれる可能性がある。例えばポッドキャストは番組が継続して聞かれる特長があるので、月曜から日曜までストーリーがあるラジオドラマのような音声CMを流すなんてことも面白いかもしれない。
またこのシステムを使えば番組の数が多くても一度に音声広告を配信できるため、1番組あたりの利用者数が少ない番組を数十~数百集めて広告ネットワーク化するということも可能になる。
ちなみに「電通とCCI、ポッドキャスト向け広告配信サービスを9月より提供(CNET)」によると、システムを導入するTBSラジオの番組では、電通が販売権利を独占するとのこと。
現状では広告主のポッドキャストへの興味はまだ高いとは言えない。しかし電通がこのシステムをベースにしてポッドキャストの広告に本格参入することで、風向きが少し変わるかもしれない。
毎日コミュニケーションズ (2006/01/12)

投稿者 jj : 2006年08月18日 11:50


