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2006年05月08日
ポッドキャスティングされたコンテンツを有償販売する方法
現在ポッドキャスティングの番組配信で収益を得る方法は、番組内にスポットCMを挿入したり番組スポンサーをつけるなど、番組を広告媒体として活用する広告ビジネスが主流になっています。というのも、有償でポッドキャスティングを販売するしくみがまだ整備されていないため、広告ビジネスがメインにならざる得なかった。
そんな状況の中、大阪のラジオ局・ABCラジオでポッドキャスティングを有償で販売することについて目新しい取り組みが行われています。
ABCラジオのポッドキャストのサイトにアクセスすると、「ぼんくら・日暮し」という番組がiTMSで購入できるという説明が書いてあります。番組「ぼんくら・日暮し」は作家・宮部みゆきさんの作品を、女優の原田知世さんなどが声優として出演してラジオドラマ化したもの。昨年10月にラジオとして放送されて、その間にポッドキャスティングでも配信されたことは、以前の記事でもお伝えしたとおり。
ラジオ放送が終わってしばらくしてポッドキャスティングでの音声ファイルの公開も中止になったのですが、最近オーディオブックとしてiTMSで購入できるようになったようです。
・iTMS:ぼんくらのページ
※クリックでiTunesが立ち上がります
・iTMS:日暮しのページ
※クリックでiTunesが立ち上がります
ラジオで放送されたもがポッドキャスティングとして公開され、最後に有償のオーディオブックになるという流れは、考えてみるとラジオ局にとっては合理的かつメリットが大きい。ラジオ放送中は広告スポンサーがついているので、ラジオ番組の視聴者数を増やすためにポッドキャスティングを活用する。ラジオ放送が終われば、ポッドキャスティング用にデジタル化したコンテンツを、オーディオブックのかたちで販売する。テレビ番組が放送終了後に、ビデオとして販売・レンタルされるのと同じ構図だ。
これまでラジオ局で制作した番組を有償販売する手段としてCD化というものがあったが、CDの制作コストとそれを店舗に流通させるコストを考えるとかなり割りにあわない。しかしオーディオブックというのがiTMSでメジャーになってくれば、今後はラジオ番組がオーディオブックとして市場に流通する可能性が非常に高い。
iTMSでオーディオブックを販売するのは、アメリカでポッドキャスティングの有償販売のプラットフォームを構築し、日本でもそのプラットフォームの今年中の展開を表明しているオーディブル社(「オーディブルが人気ポッドキャストを有料で配信」)。
先日紹介したauの「EZトークコレクション」でもJ-WAVEがポッドキャスティングを携帯上で有償販売しており、今年はデジタル化された音声コンテンツの有償販売についてラジオ局各社が本腰を入れて取り組むのではないかと個人的には予想しています。
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投稿者 jj : 2006年05月08日 12:17
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